ビジネス時事通信Vol.13…【アメリカ脱線事故】

アメリカ脱線事故

TVを見るとトルコ・シリアの地震のニュースが席捲していますが、
アメリカでとんでもないことが起きています。
むしろ日本での取り扱いの小ささに驚いています。

2023年2月3日アメリカ・オハイオ州にて141両編成の貨物列車が脱線、
50両が脱線し、炎上しました。
そのうち20両に塩化ビニールが含まれていて、
巨大な爆発によって百数十キロにわたって有害物質が飛散するという事態が発生しています。

これにより約500万人の人に影響があるとし、近隣住民は避難を余儀なくされているとのことです。
現地では「アメリカ版チェルノブイリ」と言われています。

近くの河川では魚が浮いており、肥沃な大地で有名なオハイオは汚染されてしまいました。
何千もの農場が影響を受ける可能性が出ています。
私も専門家では無いのでよくわかりませんが
この飛散した有害物質はかなり危険なもののようです。
アメリカの5大湖にも影響があるかもしれないと言われており、カナダの一部都市ではここを飲料水として用いているようです。
被害の全容は時間がたたないと見えてこない側面があるかもしれません。

この大事故には現地でさらに話題になっていることがあります。

数か月前、Netflixにて放送されていた「ホワイト・ノイズ」という映画が今回の事故にものすごく一致しているのです。
列車事故により化学物質が流出するという内容、これくらいならまだある話だと思うのですが、
撮影場所が事故現場と同じ、映画にエキストラとして参加していたのも今回避難を余儀なくされている地元住民でした。
なんだか信じられない状況になっています。参加した地元住民は夢でも見ているのかと思ったのではないでしょうか。

2月13日にもアメリカで列車脱線事故がありアメリカの線路の管理体制に大きな課題を残しています。
反対に日本の脱線事故の少なさを考えるとJRの方々へ感謝しなければならないですね。

少しでも日本の方々にこのニュースを知っていただくべく書かせていただきました。