ビジネス時事通信 Vol.4

無人販売のビジネス

管理部の佐々木です。
今回取り上げるのは、巷でよく見るようになった無人販売についてです。

私が住んでいる札幌市内でも無人販売店が一気に増えました。
無人販売店とは文字通り人が居ない店舗のことを指しています。
なぜこんなに急速に増えたのでしょうか?

きっかけはコロナによって飲食店など人の集まるところが制限され、
テイクアウトが流行っていたのが要因として大きかったかもしれませんが、
それ以前から人口減少を見据えた商品開発をしていたこともあり、
コロナによって皆さんの目に触れるのが早まったと考えています。

無人販売の魅力とは何でしょうか?
大きな要因は人件費がかからないことです。
人件費はどの会社も頭の痛い大きな経費ですので、払わなくていいなら払いたくないのが本音です。
無人販売のビジネスはこれが一切かからないわけです。
最近は最低時給や個人の税金がどんどん増えてますから、安く人を雇用することが難しいです。
それなら人を雇わなければいいとしたのがこの無人販売というビジネスです。

さらに女性が一人で買いにくることも多いそうです。
この理由も、誰とも会わないのでいちいち化粧しなくてもいいからといった理由があります。
これは世の中の男性にはひらめかないニーズですよね。
餃子などが多いのも、一人で餃子屋さんに入りにくい女性を中心に購入しているのかもしれません。

このようにしてさまざまなところで見かけるようになった無人販売店ですが、
日本で行われている無人販売のビジネスは他の国と比べると少し特色があります。
支払いが賽銭箱スタイルになっているのは見たことがありますか?
これは実は日本だけなんです。

当然、無人販売店はヨーロッパやアジアなどでも存在しています。
ヨーロッパではホットドッグの自動販売機が並べられていたり、
アジアではインスタントラーメンの自動調理機などがあります。
ただいずれも共通しているのは、賽銭箱のような誰がいくら入れたかわからない、
支払いと商品がシステム上連携していないようなものはありません。

賽銭箱はただの木箱ですから、導入コストはかなり抑えられます。
ではなぜ海外で賽銭箱スタイルが行われないのでしょうか?
答えは簡単で、盗まれたりお金を支払わない人がいるからです。

日本人には八百万の神様がいてうんぬんみたいなことは書くつもりないですが、
自らを律して、公共のモラルを誰が見ていなくても守るという国民性があります。
賽銭箱スタイルは日本人にしか通用しないビジネスモデルというわけですね。
賽銭箱がパンパンでお金が入らなくなっても丁寧に箱の上にお札を重ねて支払っていったりする事例も聞いたことがあります。

さらに経営の視点から考えると、賽銭箱スタイルは万が一盗まれて失う金額より、人を雇ったほうが出ていくお金は少ないからともいえます。
だからと言って盗まれてもいいわけではないですが、リスクヘッジの結果こうなったビジネスというわけです。
店舗をガラス張りにしているくらいが防犯対策に最低限かけているコストですね。

当社でも最近メーカーさんと連携して自動販売機そのものの取り扱いを始めました。
冷凍も冷蔵も野菜室くらいの温度もホットもなんでもいけます。
サイズも仕切り版を調節してなんでも入ります。
もし販売機を設置したいということであれば、
当社でもご用意することが出来ますのでご用命ください。

当社も会社の前に設置して何か販売できないか?と考えているところです。
これからもっと伸びる無人販売ビジネス。賽銭箱は取り組むなら海外から人が来ていない今ですよ!

佐々木