ビジネス時事通信 Vol.3

仕事の『質』を高める方法

管理部の佐々木です。
こういった時事を取り扱って書いていると、センシティブな話題に直面した時に、
抽象的な表現に留まって伝えたいことが伝わらないなと思っているこの頃です。

今回は、少し話題を変えて「仕事の『質』を高める方法」の原理原則をテーマで書かせていただきます。

まずこの言葉、
『質』 の定義から確認します。
ネットで検索すると、「そのものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質」と書かれています。

これを仕事に置き換えて質の高い仕事とはなんだろうか?ということから考えていきます。
まず思い浮かぶのは、「完璧」「間違いない」「付加価値がある」などが浮かびますよね。

ただ『質』には見落としがちな要素があり、それに気付けるかどうかが質の高い仕事ができる人を分けると思っています。

それは『時間』です。

仕事というものは、定型か定型外かに分かれます。
定型業務に求められるのはシンプルです。
速さ、正確性、量
この3つだけです。
ただこれには求める順番があります。大事なポイントです。
1番に速さ、2番に量、3番に精度です。
実は経験則で多くの人は本当はこれを理解しています。

たとえば、なにか病気が見つかって大事な手術を行わなければならないとしたときに、
Aの医師は100回その手術を行ったことがあり、
Bの医師は30回その手術を行ったことがある。
この場合、どちらにお願いしたいでしょうか?
大抵はAの医師にお願いすると思います。
これは数を多くこなしているほうが上手にやってくれるということがわかっているからです。
量をこなしているほうが、精度が高いことを理解しています。

次に量をこなすためにはどのようにしたらいいかという話になりますが、
「速さ」を求める必要があります。
人は誰もが労働時間を設定して生きています。そこに個人差はありません。
この有限の時間の中で、量をこなすためには
急いでやること、つまり速さが必要なことを理解しています。

では、精度を第一に掲げた場合はどうなるでしょうか?
Bの医師は徹底的に精度にこだわるため時間をかけて取り組みました。
そのかわりにあまり量をこなすことができず、患者を診る母数が少なくなりました。
結果、Bの医師は患者が少ないためあまり稼ぎはなく応用の利かない手術しかできなくなった。
つまり、精度を掲げた場合は、最終的に速さも伸びず量もこなせなかった、
『質』が高くならなかった。
反対に速さを追及していた医師は、結果多くの患者を診ることが出来て『質』が高くなっていった。
つまり意識すべきは速さ>量>精度 となります。

でもこれが経験則で分かっていても実行する人は意外と少ないようです。
なぜか?
速さを追及することは体力的にも精神的にも苦しいからです。
また日本ではミスに厳しく精度は100%でなければ、評価してもらえないという文化的背景もあります。
精度を追及して、量をこなせない社員が多いのは揚げ足も取られにくいしラクだからですね。
量をこなせない言い訳は許されるけど、精度が悪いのは許されないと表現すれば良いでしょうか。
さらに量をこなすために残業している社員もいますが、残業せずにやってもらおうとすると、
やはり速さを求められますよね。

長々書いてきましたが、私は新入社員向けに上記内容を教育しています。
実行するか否かは本人次第ですが、速さを追及すればスケールの大きい人になれるよ!とあくまで本人に委ねています。
これは原則なので、実行しなければ実行しないなりの結果、実行すれば実行したなりの結果が出ます。

あなたは『質』の高い仕事してますか?